[0050]X線応力測定による問題解決例 疲労キレツ&ピンピーニング

測定例


SUS304の構造物で面外ガセット継手に繰り返し荷重がかかる場合の疲労対策実行事例です。

  • 溶接止端付近に応力方向とは直交方向に疲労亀裂が発生しました。
  • 繰り返し荷重の回数は、5万回程度です。
  • 荷重による応力計算値は100MPaです。
  • X線で残留応力を現場測定しました。5mm近傍は、荷重あり、荷重なしで差がないもののその他の場所は、計算値またはそれ以上の応力差が発生しています。
  • 溶接止端 2mmの場所は平均応力が555MPa (620+490)/2、 振幅が65MPa(620-490)/2 の両振りと同等なので、かなり厳しい状況です。さらに止端に近づくにつれて応力集中が大きくなっていると考えられます。
  • 特に溶接止端線近傍は、応力が集中しており、さらに引張残留応力が高いため対策が必要です。


 そこでピンピーニングを施工しました。引張の300MPa程度だった止端の残留力が圧縮の−800MPaに変化しました。圧縮が大きいのは、加工マルテンが発生しているためです。

 これでピーニング処理した部分が、引張になる事はありません。



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