[0131]残留応力測定の基本(工事中)

X線残留応力測定センター info@x-rsmc.com は、鋼とアルミを対象に安価かつ短納期の応力測定サービスをご提供しています。測定値の解説のための情報をお客様にご提供します。

X線回折を用いた応力測定は、鋼の極表面 深さ数μmの範囲の応力を測定します。

  1. 溶接、穿孔等、線や点で発生する応力は通常5−10mm程度で減衰します。溶接線や穿孔端から5mm以内を3点以上測定しましょう。

  2. 均一な面以外は、測定の際には、しばしば特異値が現れます。近傍を3点以上測定しましょう。測定点1点だけで判断するのは危険です。

  3. 異常な応力が発生する原因を推定しましょう。もちろん、どんな応力が発生しているかを確かめるだけでもいいのですが、異常な応力が発生する原因を仮定して、応力分布を予想して、それを実際に検証するのが王道です。

  4. 測定者(当社)と協力して問題を解決しましょう。当社は自動的に守秘義務を負います。情報を開示していただけることで問題解決に貢献できます。

  5. 測定方法(sin2ψ、cosα)や機器によって、測定値がばらつく場合は、ψを広い範囲に渡って2θ-sin2ψ曲線を描いてみましょう。3軸応力、集合組織、応力勾配等をチェックしましょう。