[0025]測定対象鋼種

X線残留応力測定センター info@x-rsmc.com は、鋼とアルミを対象に安価かつ短納期の応力測定サービスをご提供しています。ここでは、対象となる金属を説明すします。

フェライト鋼(磁石に着く鋼) および フェライト層のある2層ステンレス

X線による応力測定は、実際には結晶のひずみ(変形)を測定しています。しかも、原子間レベル(オングストローム)でです。

このレベルになると鉄は2種類しかありません。フェライト(BCC)とオーステナイト(FCC)です。結晶のかどっこに原子がある体心立方晶と面の真ん中に原子がある面心立方晶です。マルテンサイトは、BCCにCカーボンが入ったBCTですがえ、フェライトと同じに扱えます。

上の鋼種は、基本的に同じ設定、定数で測定ができるのです。

構造用炭素鋼(SS,SB,SM,S-Cなど)

構造用合金鋼(SCr,SCM,SNC,SNCM,SMA,SPAなど)

構造用低金属高張力鋼

低合金耐熱鋼(STBAなど)

軸受鋼(SUJ)

ばね鋼(SUP)

工具鋼(SK,SKS,SKD,SKH,SKTなど)

鋳鍛鋼(SC,SCMn,SCMnCr,SF,SCH1,SCH2,SCH3など)

フェライト系マルテンサイト系ステンレス(SUS430,SUS403)

析出硬化型ステンレス鋼(SUS630,SUS631)

フェライト系、マルテンサイト系耐熱鋼(SUH21,SUH446,SUH1,SUH4,SUH600,SUH616)

オーステナイト系ステンレス アルミニュウムは事前に予備測定をお勧めします。

  1. オーステナイト系ステンレス(SUS304等)は、加工硬化によりα鉄のピークが発生して誤差が大きい場合があります。継手の形状により測定できない場合があります。事前テストが必要です。

  2. アルミニュウムは、柔らかく集合組織が発生しやすい、集合組織が発生すると測定値の誤差が大きくなります。事前テストが必要です。

不明の場合は、お試し測定を実施ください。

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関連事項

測定例と対象