[0035 基本のキ]応力分布とバランス
X線残留応力測定センター info@x-rsmc.com は、鋼とアルミを対象に安価かつ短納期の応力測定サービスをご提供しています。
応力に関する問題解決には、高度な技術がぴったり合うことはほとんどなく。基礎的な内容こそが問題解決のヒントになります。
溶接、ピーニング 、曲げ加工、熱処理、異金属接触面での応力、応力バランスについて簡単に解説します。
スプリングバック
応用編 H形鋼
溶接 ピーニング
応力の発生とバランス
なぜ応力の発生とバランスが重要か
応力の問題を解決するには、応力の分布を知ることが重要
でも、応力は目に見えない。応力は点でしか測れない。
応力の分布を予測して重要な部分を測定で確かめる。
予測には、基本的な分布を知る必要がある。
例 焼き入れた部品が疲労破壊した。
正常であれば、表面は圧縮になっているはず。
測定で確かめると表面は引張
これは、熱処理時の温度管理の失敗の可能性あり。
なぜ応力が発生するのか
引張 外から引張
応力0なら小さくなる。
例 溶接 原因 温度差
鋼 熱膨張係数 10-5/度
1000度で1%
圧縮 外から圧縮
応力0なら大きくなる。
例 ピーニング 原因 加工
溶接による残留応力
H形鋼の残留応力
ウエブが真ん中が圧縮。端が引張
塑性変形による残留応力
熱処理
応力の裏表
引張の裏に圧縮あり。圧縮裏に引張あり
H形鋼の例
ピーニングの例
低温変態溶接材料
熱膨張係数の違う材料の接触面 メッキ等
応力の裏表 バランス
応力バランス
応力バランス
なぜ バランスが取れるか? バランスを取るまで変形する。
残留応力と外部応力の危険な組合せ